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快適な海外旅行の宿泊先選びに押さえておくべき8つのポイント

旅の疲れを癒し、くつろぐホテル。

ホテルを選ぶとき、皆さんは何を基準に選びますか?

ホテルは海外旅行中で最も多くの場所を過ごす場所。

睡眠をとり、疲れを癒すための大事な場所だからこそ、選び方を間違えてしまうと、旅の楽しさも半減してしまいます。

特に女性一人旅の場合は、ホテル周辺の治安やセキュリティも重要なポイント。

いくら安いからと値段だけで飛びついても、うっかり治安の悪いエリアのホテルを選んでしまうと自分の身を守るのに精一杯で、旅を楽しむどころではなくなってしまいます。

逆にいくら治安がよくてセキュリティがしっかりしていても、予算に合わない高級ホテルを選んでしまうと旅行どころじゃなくなってしまいます。

でも、ラグジュアリーで豪華なホテルから、庶民的な民宿、リーズナブルなユースホステル等、世界中には個性的で魅力的なホテルがいっぱいで、つい目移りしてしまい、なかなか一つに絞るのが難しいところ。

そこで、快適な宿泊先を選ぶときにチェックすべき大切なポイントをご紹介しましょう!

海外旅行で宿泊先を選ぶときのポイント

ホテル選び

まず、ホテルを選ぶときに注意すべき基本的なポイントを以下にまとめました。

予算が大事なのは当然ですが、その他にも立地条件や設備など、いろいろ考えるポイントはたくさんあります。

予算

旅行費用の中でも、大きな割合を占めるのが、宿泊費用。

それだけに、慎重に選びたいところですよね。

ホテルと一言で言っても、ゴージャスなラグジュアリーホテルから、コスパ抜群のユースホステルやアットホームで小規模なB&Bまでたくさんあるので、まずは自分のお財布と相談し、どれだけ宿泊費用に充てられるか確認しましょう。

その予算枠で、ガイドブックや予約サイトからホテルの情報を集めていきましょう。

口コミ

ホテルを選ぶとき、実は口コミも意外に有効な情報源となります。

良くも悪くも、実際にそのホテルに泊まった宿泊客の「生の声」が聞けるため信憑性があり、ホテルを選ぶ上で大きな参考になります。

ここで大事なのは、良い評価だけでなく、悪い評価の両方を確認することです。

そうは言っても、あまり悪い評価を鵜呑みにせず、あくまでも判断材料のひとつとしてとらえ、中立的な態度で選ぶことが大切です。

立地条件

ホテルの立地も重要な選択基準のひとつです。

空港周辺、街の中心部や繁華街、郊外の静かなエリアと、ひとつの都市でもホテルはいろんな場所にありますが、自分が「どこで、何をしたいのか?」という判断基準を明確にすれば、かなり選びやすくなります。

また、拠点をあらかじめ決めておくことで無駄な移動を減らすことができ、交通費も節約でき、効率的な旅をすることができます。

ちなみに市街地中心部のホテルのほうが交通の便が良く、また人が多いぶん警備の目も厳重なため、効率面からも治安面からも安心です。

ホテルの設備

ホテルのアメニティや設備も重要な判断基準になります。

特に宿泊者にとっては、寝室(客室)とホテルの共有施設を確認することが必要です。

例えば、通常の中級ホテルでは各客室にはハンドタオル、バスタオル、歯ブラシ等の最低限のアメニティグッズが完備されていますが、冷蔵庫やミニバーがないところもあります。

また、長期の滞在の場合には、ランドリーサービスがあるかないかで、旅の快適度は大きく異なります。

さらにホテル内でゆっくりくつろぎたい人は、ホテル共有設備にレストランやナイトバーがあるかどうかも確認する必要があります。

「最低限、寝泊りできればよい」のか、「せっかくだからホテルぐらいはゆっくりくつろぎたい」のか、自分がホテルに何を求めるのかを明確にしておくことが大事です。

また、防犯面では貴重品の取り扱いも要注意です!

ホテルにセーフティボックスがある場合は、ちゃんと作動するかどうか確認することが必要です。

もしない場合には、ホテルに置きっぱなしにせず、外出するときは必ず肌身離さず持ち歩くことをお勧めします。

空港からのアクセス

女性一人旅の場合は、特に重視すべきポイントです。

現地への到着時間が夜になる場合、女性一人でタクシーに乗ってホテルに向かうのは危険です。

事前に空港への送迎サービスを頼んでおくのもひとつの手ですが、もしなくても空港からホテルまでの送迎だけのサービスを旅行会社に依頼することができます。

特に大都市の場合は日本の旅行会社もあるので、もし不安ならば事前に問い合わせてみましょう!

写真にだまされないで!

ホテルの公式サイトに掲載されている写真は、プロのカメラマンが撮影し、レタッチ(修正)していることが多く、実際に行ってみて「写真と違う!」とがっかりしたという話は、よくあることです。

写真はあくまでも参考程度で、ホテルの公式サイトでは、全体の間取りやどんな部屋や施設があるのか確認する程度にしておきましょう。

ホテルの星の数も要チェック!

ホテルランク

おおよその予算枠が決まったら、次はその予算内に収まるランクのホテルを探してみましょう。

ホテルのランクとは、いわゆる「★の数」のことで、1つ星から5つ星までほぼ以下のカテゴリに分けられます。

もちろん、★の数が多ければ多いほどホテルのランクも上がりますが、実はこれらの★の数やランク等の格付けに関して、世界的に統一された基準はありません。

例えば、イギリスやフランス等のヨーロッパ諸国では、これらのランク付けは観光局などの国の機関が行い、アメリカでは民間の機関が行い、さらに会社によっても基準がバラバラです。

さらに同じヨーロッパでも都市によってランク付けの基準が異なり、例えばパリでは3つ星ホテルの条件が「バスタブとシャワーの割合が全客室の7割以上で、全室に電話がある」ことを挙げています。

対して、イタリアのフィレンツェでは「24時間のルームサービスがあること」を5つ星ホテルの条件として掲げています。

このように、ホテルのランク付けには全世界に共通の絶対的な指標はなく、国や地域によって異なるため、あくまでも「参考」程度にしておいたほうがいいでしょう。

1つ星ホテル(★)

一般的に「イン」や「ロッジ」と呼ばれる格安宿で、個人経営のところが多いです。基本的な設備やサービスは完備していますが、ルームサービス等のきめ細やかなサービスは期待できません。

2つ星ホテル(★★)

個人経営か中小ホテルチェーン経営の小規模なエコノミーホテルです。基本的な設備やサービスも完備されており、アットホームな雰囲気が魅力です。

3つ星ホテル(★★★)

有名ホテルチェーンが経営する、比較的規模の大きなエコノミーホテルやビジネスホテルで、ビジネスエリアや街の中心部など交通の便が良いエリアにあります。

フロントは広く、客室にもシンプルな調度品が備え付けられています。

4つ星ホテル(★★★★)

世界的に有名なホテルチェーン経営の高級ホテルで、設備・サービスともに充実しています。

ホテル内にはレストランの他、プールやフィットネスセンター等もあります。

5つ星ホテル(★★★★★)

世界的な一流ホテルチェーンの経営で、施設・サービスともに最高級です。

客室も清潔でアメニティも充実しており、ホテル全体が洗練された高級感あるデザインになっています。

ホテル内には複数のレストランとプール、フィットネスジムがあり、コンシェルジェやルームサービス等のきめ細やかなサービスも充実しています。

立地は街の中心部の交通の便が良い場所から、高原やビーチ等のリゾート地など、様々です。

滞在期間ごとでおススメの宿泊先

ホテルでリラックス

10日以下の短期旅行の場合

1週間以内、あるいは10日間以内の短期旅行の場合には、出発前に日本で宿を確保しておいたほうが得策です。

いくら旅慣れた人や冒険気分を味わいたい人でも見知らぬ土地で一人で重い荷物を抱えての移動は心細い上、無防備に一人でうろうろしている外国人を狙う輩がいないとは限りません。

快適さはもちろんのこと、防犯の意味でも、最低でも最初の1~2泊の宿泊先は確保しておくことをお勧めします。

1週間以上の長期旅行の場合

旅行期間が長くなればなるほど、バカにならない宿泊費。

宿泊費を少しでも節約したければ、ユースホステルやYMCA(YWCA)、B&Bがおススメですが、場所によっては治安が悪いところにあったり、設備が壊れていたりすることがあるので、事前に確認が必要です。

また、部屋はシングル・ツイン・ドミトリーがあり、ドミトリーは4~5人で一部屋をシェアするタイプで、いろんな人と知り合えるチャンスも多い反面、スリや盗難、レイプ等の問題も起こりうるため、注意が必要です。

一人旅の場合はまず、シングルに泊まってみて雰囲気を探ってみるのもいいでしょう。

またPCはあっても日本語入力ができないことが多いため、できればインターネットやWifi環境が整っているホテルがおススメです。

1か月の滞在型の旅の場合

長期滞在でホテルに泊まる場合、できるだけくつろげるよう、広めの空間が必要です。

特に同じ場所にしばらく滞在する場合、自分が日常使用する備品や化粧品などを置いておくのに十分なスペースがあることが重要です。

滞在型の旅の場合には、ホテル以外にもコンドミニアムという選択肢もあります。

コンドミニアムとは、ホテルのようにサービスがない変わり、キッチンや電化製品等、生活に必要な設備が全て揃った宿泊施設のことで、アパートメントタイプ、ヴィラタイプとも呼ばれています。

現地の食材を買ってきて自炊したり、掃除、洗濯も自分でできるため、旅行というよりも、まるで現地に暮らしているかのような経験ができるのがメリットです。

まとめ

おもわずうっとりするような高級感あふれるラグジュアリーホテルから、設備は必要最低限だけどお値段はとってもお手頃なエコノミーホテルやユースホステル、そして古城を改装した個性派ホテルなど、世界にはホテルがいっぱい!

思わず目移りしそうで迷いますが、航空券やツアーと同じく、ホテル選びも自分の中の基準を明確にし、ポイントを押さえれば決して難しくはありません。

ホテルを選ぶときのポイントは、予算、ホテルの立地条件や設備、空港からのアクセス、口コミや写真、ホテルのランクや滞在期間の8つです。

特に女性の一人旅では、治安や防犯対策も宿泊先選びに重要なポイントになります。

もちろん予算も大事なポイントですが、いくら安いホテルでもセキュリティ面が心もとなければ、自分の身を守ることで精一杯で旅行を楽しむどころではなくなってしまいます。

少々予算がかさんでも「女性の海外一人旅では安全はお金で買うもの」と心得た上で、それらのポイントから総合的に判断し、自分が現地でどんな滞在したいのか、自分の旅の目的にぴったり合ったホテルを選ぶことが大切です。