5月から7月にかけたこの時期は、日本では絶好のホタル鑑賞シーズン!
でもホタルは短命で、鑑賞できる場所も限られているのが残念・・・。
そんなあなたに吉報です!
世界中には、一年中ずっと美しいホタルの光を鑑賞できる場所があるのをご存知ですか?
それは、南半球の美しい海、美味しいワイン、そして、大自然に囲まれている羊大国ニュージーランド!
見どころいっぱなニュージーランドですが、一年中ホタルの光に包まれた神秘空間で人気急上昇中なのが、ワイトモ・グローワーム洞窟。
洞窟内なのに、まるで満点の星空に包まれたような不思議な体験ができる隠れた人気スポットのひとつです!
グローワーム洞窟があるワイトモって、どんな町?
ワイトモ・グローワーム洞窟があるワイトモの町は、オークランドから車で約2時間45分南に位置しています。
ロトルアと同じく、ニュージーランドの先住民マオリの土地として知られています。
しかし、現在では地質観光資源とマオリの文化を生かした観光都市化が進み、国内外からの観光客は増加し続けています。
ワイトモは牧草地帯が広がるのどかで小さな町ですが、このグローワーム洞窟が観光資源となっていると言えるでしょう。
この洞窟が素晴らしく、特に何もない小さな町にも関わらず、国内外から観光客が押し寄せて、途切れることがないと言われています!
洞窟内なのに満点の星空?正体は土ボタルの光!
では、このワイトモにある洞窟ですが、何故洞窟の中で満点の星空が広がっているのでしょうか?
これは、この洞窟に生息する土ボタルによる現象です。
小さな町ワイトモは、交通の便も決して良いとは言えない場所ですが、観光客で賑わっているのには、ひとえにこの土ボタルの美しさによると言えます。
鍾乳洞が織り成す自然の美と生息する無数の土ボタル、さらにそれらが組み合わさった神秘的な風景は、他の土ボタルの生息地とは段違いな美しさ!
地底世界で青白く光り続ける土ボタルの光には、ため息をついて見とれてしまいます。
魅力的な観光スポットが数多く存在するニュージーランドでも、まさしく一見の価値があるスポットと言えるでしょう!
土ボタルって、どんな生物?日本のホタルとの違いは?
「ホタル」と言っても、洞窟にいる土ホタルは日本で言う「蛍」とは全く違う生物です。
実はこの土ボタル、なんとハエの仲間の幼虫なのです!
しかし、日本のホタルに良く似た光を発することから、こう呼ばれるようになりました。
この土ボタルは、暗い洞窟の壁にチューブのような巣を作ってその中で暮らしています。
洞窟内ではまるで小さな電球のような灯りが無数に集まっているように見えますが、この光によって小さな虫をおびき寄せ、餌として捕食しているのです。
そして、巣の下には粘液コーティングされた糸が何本もぶら下げられ、捕まえた虫たちを「保存食」として確保できるようになっています。
まるで満点の星空が広がったかのような、なんとも幻想的で神秘的な情景ですが、このロマンティックな風景の影でこのような「弱肉強食」が繰り広げられていたとは意外ですね!
しかし、この自然現象が洞窟の中に神秘的な満点な星空を作り出しているのです!
ワイトモ・グローワーム洞窟へのアクセスは現地ツアーのみ!
このワイトモ・グローワーム洞窟の観光は現地ツアーのみになっており、個人での侵入は禁止です。
また、土ホタルの自然の光を最大限に鑑賞し、その自然の美しさに敬意を払うツアーですので、洞窟内では写真撮影は厳禁です!
日帰り観光には、オークランド発日帰りツアーがおススメ!
アクセスが不便な場所にあるため、最初からツアーに参加する以外では主にレンタカーか長距離バスでの移動になります。
ワイトモ洞窟ツアーは、洞窟へ直接行ってチケットを購入し参加する事もできます。
車の運転に自信のある方や土地勘のある方ならレンタカーで洞窟に行って、現地で直接ツアーに参加する方法があります。
しかし、レンタカーがない場合はアクセスしにくいエリアなので、日帰りで観光したい場合はオークランド発の日帰りツアーへの参加がおすすめです!
大手旅行会社のオプショナルツアーもあり!要チェック!
入場料は50ドルで、ツアーの受付時間は朝9時から夕方の5時までです。
オークランドからの日帰りツアーに参加すると、大体ワイトモ洞窟の入場料込みで200から350ドルほどかかります。
他にも、大手旅行会社JTBやオプショナルツアーを専門に扱う旅行会社ベルトラ、Expediaでもオプショナルツアーを取り扱っているので、チェックしてみましょう!
さらに英語に自信のある方は、現地旅行会社Great Sightsにより詳しい情報が載っているので、英語の勉強も兼ねてチェックしてみてはいかがでしょうか?
現地までバスやレンタカーで自分で行くよりもお手軽で便利なので、おススメです!
長距離バスでの移動は低コストながらも本数が少ないので要注意!
他にも、オークランドからワイトモ行きの現地の長距離バスで行く方法もあります。
一番安くてリーズナブルなアクセス方法ですが、気をつけなければいけないのは本数の少なさ!
本数は上りも下りも一日一本のみで、到着時間や出発時間を考慮すると残念ながら、ワイトモで2泊ぐらいしないと上手く乗れなくなってしまうため、土地勘がなく、あまり旅慣れてない場合にはおススメではありません。
ただし、一番安いアクセス方法なので、旅費を節約したい方にはおススメですが、このように便数の少なさや乗り継ぎの不便さも考慮する必要があります。
まとめ
地底世界なのに、まるで満点の星空が広がったかのような幻想的で神秘的な美しさが堪能できるワイトモ・グローワーム洞窟。
ホタルを鑑賞できる時期が5~7月と限られている日本と違って、ここに生息する土ホタルは年中いつでも鑑賞できるのも嬉しいところ!
辺鄙な場所にあるため、アクセスは不便ではありますが、それでもその現実離れした幻想的な美しさと神秘的な体験は、足を運ぶ価値多いにアリです!
きっとその美しさに感動すること間違いなしでしょう。
アクセスは主にレンタカー、長距離バス、現地ツアーの3通りありますが、一番便利で確実でおススメなのが、現地ツアーに参加してしまう方法です。
雄大な自然の美しさが魅力のニュージーランドですが、地底世界からその昔ながらの手付かずの自然美を堪能できるワイトモ・グローワーム洞窟。
少し違った角度から、ニュージーランドの魅力を再発見してはいかがでしょうか?